為替の仕組みと歴史(作成途中)

温故知新


FXの取引を熱狂的にしている人でも、為替の歴史を知らない人が多くいます。
たとえば1998年8月に起こった「ロシア危機」について、
「欲張ったヘッジファンド(LTCM)の失敗」
程度しか知らないのです。
なぜ失敗に至ったか、を全く知らないのです。

歴史は繰り返されます。
 豪邸一軒と球根1個が交換された逸話が残る、オランダの「チューリップ・バブル」と崩壊。
 会社の業績が悪いのに株価が暴騰した「南海泡沫事件」「ミシシッピ計画」と、それらの会社の破綻。
 靴磨き少年まで株を買っていたという、アメリカの「永遠の繁栄」と世界大恐慌。
 日本の「バブル経済」と失われた10年。
 へッジファンドの「アジア通貨危機」による成功と、ロシア危機による破綻。
 アメリカの「住宅バブル」とサブプライムローン問題、世界金融危機。

過熱しすぎた経済は破綻するのですが、過熱しているときには気付かないのです。
たとえ
 固定相場制のロシアの国債が年利172%でも、安全な投資先
であり

 球根1個と豪邸一軒が等価で取引されても、正常な取引であり、かつ常識

なのです。

その失敗の理由は「常識が非常識」なのですが、
非常識に気が付いていれば未然に回避できたのです。
金融取引で失敗しないためにも、その歴史と背景をよく知っておく必要があります。
ここでは明治時代以降の為替に焦点をあて、その歴史と背景を記します。

1.鎖国から開国へ
2.為替と第2次世界大戦
3.ブレトンウッズ体制と金本位制、固定相場
4.ニクソン・ショック
5.固定相場制から変動相場制へ
6.実物経済からマネー経済へ
7.プラザ合意、円高不況、アジアの発展
8.ポンド危機
9.アジア通貨危機
10.ロシア通貨危機とヘッジファンド
11.サブプライムローン問題と円高


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